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認知症アロマオイル【ランキング】

はてなのひと
はてなのひと
認知症にアロマが効果があると聞いたけど、具体的にどんなアロマオイルが効果があるのかな?

医療・介護で認知症の方へのリハビリテーションを行ってきた私が解説します。

認知症に効果のあるアロマオイル

鳥取大学の浦上研究室から、アルツハイマー型認知症に効果のあるとされる、4種類のアロマオイルが発表されました。

  1. ローズマリーカンファー・レモンのブレンド(昼用)
  2. 真正ラベンダー・スィートオレンジのブレンド(夜用)

引用データ:鳥取大学医学部 生体制御学 浦上研究室

4種類のアロマオイルは、それぞれブレンドすることで2種類のブレンドオイルにして利用するそうです。

アロマテラピーの認知機能への効果

引用データ:鳥取大学医学部 生体制御学 浦上研究所

上の表はアロマセラピーを行うことで、TDASという認知機能検査の結果が良くなったことが示されています。

※After(アロマセラピー後)から線グラフが右上に上がっている(認知機能アップ)。

手に入りやすいオイルばかり

ローズマリーカンファ―

肉料理の臭み消しなどにも使われるなど、ハーブの中でもメジャーな存在になってるローズマリー。

実は、ローズマリーのアロマオイルは3種類に分けられています。

その3種類の中の一つがローズマリーカンファ―になります。

☞特徴
ハッキリとしたクリアーな香り。3種類の中でも特に刺激の強い香りでもある。中枢神経への刺激作用が期待される。

☞禁忌
妊婦や子供などへの利用は避ける。

レモン

柑橘系オイルの代表格のようなオイルですね。

様々な場面で利用されている香りなので、誰もが嗅ぎ慣れた安心感のある香りでもあります。

☞特徴
フレッシュで爽やかな香り。気分を上げて覚醒を高める作用などが期待される。

☞禁忌
重大な禁忌事項はない。一般的な注意事項(高濃度・紫外線を避ける)を守ること。

真正ラベンダー

私達に最も馴染みのあるアロマオイルと言っても良いかもしれません。

北海道富良野のラベンダー畑の景色を思い起こす方も多いのではないでしょうか。

ラベンダーオイルには、「真正」が付くものと、付かないものに分けられます。

☞特徴
優しく穏やかな香り。万能オイルと言われているが、特にリラックス効果(鎮静作用)が期待される。

☞禁忌
妊娠中の利用は控える。

スィートオレンジ

レモンに負けず、スィートオレンジもまた、柑橘系を代表するオイルと言えます。

私達が普段から口にするオレンジを「スィート」と付けて呼んでいます。

☞特徴
みずみずしく、甘酸っぱい香り。リラックス効果や安眠効果が期待される。

☞禁忌
重大な禁忌事項はない。一般的な注意事項(高濃度・紫外線を避ける)を守ること。

アロマセラピーと脳機能

アロマセラピーと脳機能

ものすごくシンプルに説明すると、脳が匂いを感じる場所(経路)と、アルツハイマー型認知症でダメージを受ける場所(海馬など)が近いことに注目しています。

つまり、良い匂いを嗅げば、ダメージを受けた脳の場所にも良い刺激が入ると考えられています。

☞匂いと記憶
今では目にすることも少なくなった固形石けん。特に牛乳石けんの香りが好きなんですが、この石けんの香りを嗅ぐと、子供の頃に通っていた祖父母の家を思い出します。単に思い出すだけでなく、当時のワクワクするような心情までよみがえってきます。それこそ、匂いと記憶(情動)が直結していると感じる体験でした☺

注意点

  • 認知症の方に使用する場合は誤飲(誤ってオイルを飲む)注意しましょう。目の届かない場所に保管するなど管理・運用方法に留意する必要があります。
  • 人によってはアレルギー症状や不快感を訴えるケースもあります。事前に医師に相談すること、始めは少量から始めること、適切な品質管理がされたオイルを使用するなどの留意が必要です。
  • その他、オイル全般の注意事項やオイル別の禁忌事項にも留意する必要があります。

☞アロマオイルの注意点
アロマオイルは薬ではないので、比較的安全に利用することができます。とは言ってもノーリスクではないので、上で説明したような注意点を守り慎重に利用することをおススメします。

実際にアロマオイルを手に入れる方法

冒頭で説明した、鳥取大学発のベンチャー企業が販売をしています。

ただ、鳥取大学のアロマオイルはいいお値段になります。

「いきなり買うのは気が引けるなぁ…」という方もいると思います。

取り敢えずは、お手軽なアロマオイルをお試しで買ってみるのも手かもしれませんね☺

まとめ

  • アルツハイマー型認知症に効果のあるアロマオイルは4種類(ローズマリーカンファ―・レモン・真正ラベンダー・スィートオレンジ)
  • 実際は2種をブレンドして昼夜用に分けて利用⇒(昼用:ローズマリーカンファ―+レモン)(夜用:真正ラベンダー+スィートオレンジ)
  • 匂いを感じる場所と記憶(情動)を司る場所は近い⇒良い匂いはアルツハイマー型認知症でダメージを受けた部位に良い刺激が入る
  • アロマオイルは薬ではない為、比較的安全に使用できるが、基本的な注意事項は守る必要がある
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プロフィール

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下関バリアフリー観光情報の収集・発信を行っている森井広毅(もりい ひろき)と申します。

医療介護施設にて作業療法士として勤務する傍ら、休日は下関を中心とした関門地域で活動。

高齢者や障害者の方が外に出るきっかけになる情報を発信することで、活き活きと暮らす人が増えること。

下関に多くの方が訪れることで、関門地域の活性化にも貢献していきたい。

2004年作業療法士免許取得。回復期病棟や医療療養病棟など医療分野に加えて、訪問リハビリなど介護保険分野も経験。

新病院のリハビリテーション部門立ち上げや通所リハビリ施設の責任者などを担当。

作業療法士→リハビリ専門家、国内旅行業務取扱管理者→旅の専門家、介護支援専門員→介護保険の専門家、住環境福祉コーディネーター→福祉用具の専門家として、「人が活きる」ことを目標として活動中。

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