認知症一人暮らしを支える4つのサービス
医療介護の現場でリハビリテーションを実施してきた私が説明します。
目次
認知症の方の一人暮らしを支えるサービス
結論からお伝えすると、認知症の方の一人暮らしを支える方法(サービス)はあります。
ただし、どんな方法(サービス)も基本的には、利用者から申請をすることで使うことができます。
その為には、方法(サービス)の種類を知っておく必要があります。
これから、順番に説明をしていきますね。
サービスの種類
認知症の方の一人暮らしを支えるサービスには大きく〇つに分けることができます。
- 公的サービス
- 民間サービス
- 商品サービス
- 住民サービス
公的サービス
公的な介護としては「介護保険」が挙げられます。
介護保険の中でも、訪問サービス(訪問介護など)、通所サービス(デイサービスなど)などが認知症の方を支えるサービスになると思います。
民間サービス
民間企業が提供する介護サービスもあります。
料金が割高になる反面、柔軟なサービス運営が可能なので、その人にあったサービスを受けることができます。
商品サービス
シンプルなのは、屋内用のカメラですね。安価で使い勝手の良いカメラが沢山出回っています。
遠方からでも室内の様子が直ぐに確認できるので、確実に見守りができます。
ただ、常時室内の様子を見られるのは気持ちの良いものではありません。
プライバシーの問題を考えると、導入は慎重に考える必要がありますよね。
もう少し緩やかに見守る方法としては、象印から販売されている見守り機能付きのポット「みまもりほっとライン」があります。
ポットの利用状況をスマホで見守るという方法なので、プライバシーにも十分配慮できているのではないでしょうか。
住民サービス
住民サービスといっても、行政や地域包括ケアセンターなどが主導するものから、ぎょうご近所同士の助け合いなど様々なレベルがあります。
行政によって、取り組みの違いはありますが、多くの自治体で同様の取り組みが行われています。
自身が住んでいる自治体でどのような取り組みが行われているのか、事前に確認してみるのがオススメです。
市では、日常業務の中でひとり暮らしの高齢者や高齢者のみで暮らしている方々と関わりを持っている事業者の皆さんに「高齢者見守り隊」として、ご協力をいただき、ひとり暮らし高齢者等の見守りを行う「下関市高齢者見守り環境整備事業」に取り組んでいます。
引用データ:下関市
「ご近所さん」による助け合いも重要ですね。
ご近所付き合いがなくなったと言われる時代ですが、昔から存在する「ご近所付き合い」は、今でも価値が衰えないサービスと言えますね。
まとめ
- 認知症の方の一人暮らしを支える為のサービスの種類を知ることが重要
- 認知症の方を支えるサービスは大きく4つに分けることができる
- 公的サービス⇒介護保険サービス等
- 民間サービス⇒値段は割高だが、その人にあったサービスを柔軟に受けることができる
- 商品サービス⇒屋内用カメラから電気ポットまで様々なタイプあり
- 住民サービス⇒行政主体のものからご近所付き合いまで様々なタイプあり