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最近のオシャレなシャンプーボトルに物申す「アクセシビリティじゃないですよ!」

倒れやすいボトル

我が家は「妻」が選んだ女性用シャンプーを家族で共用しています。しかし、最近のシャンプーやリンスのボトルは不思議(オシャレ)な形のものが多くないですか?

画像のシャンプーボトルは直ぐに倒れます。シャワーに手を伸ばす際に少し手が当たっただけで倒れます。リンスを取ろうと手を伸ばしただけでも倒れます。とにかく、「立位バランス」の悪いボトルです!

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ボトルの底は半円形です。つまり、カマボコみたいな形をしていることが分かります。

カマボコを立ててみると…、倒れます。特に平面(木の板)側に倒れやすくなります。

シャンプーを受けづらいボトル

シャンプーのノズルが短いうえに、手を入れるスペースも狭くなっています。この状態でノズルを押すと、手が挟まりそうになります。ボトルとノズルの向きを調整して上手く使えば、もっと低い位置でシャンプーを受けることもできますが、とても面倒くさいです!

一般的なボトル(均一な形)であれば、低い位置でシャンプーを受けることができます。また、ノズルがどの向きにあっても問題なく使うことができます。

どちらからシャンプーが出るの?

画像中央のシャンプー(黒いノズル)は左右どちらからシャンプー(リンス)が出るか分るでしょうか?うっすら答えが出てしまってはいますが…。

正解は上から見ないと分かりません。ノズルの左側に数本の線が刻まれているのが分かるでしょうか?こちらからシャンプーが出ます。

でも、私達が普段シャンプーを使う時にいちいち上から確認をするでしょうか?しませんよね!確認する程度は僅かな時間かもしれません。しかし、何十年と毎日同じ動作を行ってきた中に、別の工程が入るということは、非常に大きなストレスとなります!

浴室の環境

私達がシャンプーなどを使う浴室の環境は、

  • 沢山のボトルが無造作に置かれている
  • 浴室内の明るさは、居室と比べてかなり暗い
  • 髪や顔が濡れた状態で使うので、通常通りに目を開けられない場合(薄目の状態)もある

浴室とは日常生活動作(ADL)を行う中でも、特殊な環境にあります。薄暗く、「寒い・熱い・蒸す」など環境が大きく変わる状況の中を「裸」で行動するわけです。

健常者であっても、チョットした不便が強いストレスに繋がってしまいます。まして、高齢者やハンディをお持ちの方であればなおさらのことでしょう。

今回のシャンプーは大手メーカーさんより販売されているものでした。デザインを優先する余り「アクセシビリティ(誰もが使いやすい)」の視点が欠けているのではと感じました。

ホテルや旅館など多くの方が利用する施設では、是非このような視点にてアメニティーを選定して頂ければ良いなぁと思いました!

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プロフィール

プロフィール


下関バリアフリー観光情報の収集・発信を行っている森井広毅(もりい ひろき)と申します。

医療介護施設にて作業療法士として勤務する傍ら、休日は下関を中心とした関門地域で活動。

高齢者や障害者の方が外に出るきっかけになる情報を発信することで、活き活きと暮らす人が増えること。

下関に多くの方が訪れることで、関門地域の活性化にも貢献していきたい。

2004年作業療法士免許取得。回復期病棟や医療療養病棟など医療分野に加えて、訪問リハビリなど介護保険分野も経験。

新病院のリハビリテーション部門立ち上げや通所リハビリ施設の責任者などを担当。

作業療法士→リハビリ専門家、国内旅行業務取扱管理者→旅の専門家、介護支援専門員→介護保険の専門家、住環境福祉コーディネーター→福祉用具の専門家として、「人が活きる」ことを目標として活動中。

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