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デイサービス・デイケアのリハビリ機器について解説

様々なリハビリ機器

最近のデイサービスやデイケアでは趣向を凝らしたサービスが増えてきています。ただ、様々なリハビリ機器に関して、どれがどの様に良いのか?分かりづらいとの声も聞かれます。

今回は、デイサービスやデイケアに設置されている代表的なリハビリ機器について解説を行っていきたいと思います。

パワーリハビリ

いわゆる「筋トレマシン」のような見た目の機器ですね。ただ、目的は筋トレマシンとは少し違ってきます。

筋トレの特徴
・ 比較的高負荷(重い)
・ 局所的⇒特定の筋肉を鍛える
・ 筋肥大(筋出力強化)が目的

パワーリハビリの特徴
・ 軽い負荷⇒楽に感じる程度
・ 全身の使っていない筋肉を再活動化
・ 行動変容が目的⇒動作や体力が改善することで活動性が向上

様々なタイプ

パワーリハビリ機器は様々なタイプが出ています。電動式で負荷や回数も管理してくれるタイプ。油圧式でシンプルなタイプなどが挙げられます。

タイプによって、自分に合う合わないがあるので、実際に体験をしてみることをおススメします。

目的別

パワーリハビリ機器は複数の機種があります。パワーリハビリ学会では6機種が推奨されています。ただ、6機種全てを揃えようとすると予算も掛かりますし、スペースの問題も出てきます。

6機種全てが揃っていない事業所もあるので、自身の目的とする運動が出来るかを確認することも大事になります。

注意点

パワーリハビリでは機器の使い方が重要となります。「ガチャンガチャン」と音を出しながら激しくに行っている場面を見かけますが、これは間違いです。せっかくの機器が役割を果たせていません。

適切な指示(アドバイス)を行える職員が適切な数だけいることが重要となります。

レッドコード

ノルウェーの理学療法士によって開発されたロープとスリングを使用した運動療法の一種です。

天井から吊るした赤いロープに身体をあずけて運動している姿は、結構インパクトがあります。新しいデイサービスなどで、宣伝も兼ねて取り入れているケースもありますね。

ロープで身体を固定することで重力をコントロールする事が出来ます。身体にかかる重力を減らす(免荷)して、リラクゼーションを目的としたり、不安定な状況をつくる事でトレーニング効果を目的としたりします。

エルゴメーター(エアロバイク)

車輪のついていないトレーニング用自転車のことです。一般的にはエアロバイクの方が馴染みがあるかもしれません。医療介護ではエルゴメーター(エルゴ)と呼ばれる方が一般的です。

有酸素運動や下肢筋力トレーニングを目的としています。ウォーキングと違うのは、膝への負担が小さいことが挙げられます。体重のある方でも膝に負担をかけずトレーニングが出来ます。

車椅子の方など乗り移りが難しい場合は、リカンベントタイプがおススメです。リカンベントは椅子付きで高さを抑えたタイプなので簡単に乗り移りする事が出来ます。

ただ、一般的なエルゴメーターと比べると、大型で場所をとるので設置台数が限られるのが難点かもしれません。

ステップマシン

名前の通りステップを踏みこむ様な運動を行う機器です。また、ステップと連動して上肢でレバーを動かす運動も追加された、ニューステップという機器も販売されています。

上下肢エルゴメーター

車椅子やベッド上でも利用可能な小型で持ち運び出来るタイプのエルゴメーターです。自転車のペダル部分だけの様な機器なので、安価で導入し易いメリットがあります。

名前にある様に、机の上などに置けば上肢の運動にも利用することが出来ます。

平行棒

読んで字のごとく2本の棒を利用した歩行リハビリ機器です。長さもあり場所を取るので、ある程度のスペースを持つ施設に限られるかもしれません。また最近では、付加機能をもった平行棒も出てきています。

  • 免荷式平行棒:櫓を組んで患者さんを吊るした状態(足は着く)で平行棒を利用します。転倒の危険が無い為、より重度の方でも平行棒を利用することが可能です。準備に相応の時間を要する為に、リハビリ職種の充実など導入条件が限られます。
  • トランポリン式平行棒:床面がトランポリンになっている平行棒です。足元が不安定なことで、バランスや筋力などをより効果的に鍛える事が出来ます。

トレッドミル

床面が動く歩行訓練機器です。一般的にはルームランナーと呼ばれています。自宅で使うような手動式タイプから、スピードや傾斜が調整出来る高機能タイプまで幅広くあります。

特に高機能タイプは自身の状態に合った調整が出来るのでおススメです。

ウォーターベッド

名前の通り水圧刺激でマッサージを行う機器です。独特の浮遊感と水圧刺激特有の心地よさによって、マッサージ効果やリラクゼーション効果を得ることが出来ます。

直接的な治療効果を目的とするものではありませんが、利用者さん達には評判の良い機器になります。ただ、大型で高額な機器になるので、利用出来る施設は限られてきます。

物理療法機器

電気や温熱など物理的な手段で治療を行う機器です。医師による指示が必要となるので、デイケアでのサービスに限定されます。

病院と同等レベルのサービスを受けることが出来るメリットがありますが、施設によって機器の配置状況に大きな差が出ている現状があります。

まとめ

デイサービスやデイケアの特徴(何に力を入れているのか?)は、設置してある機器を見れば分かります。そして、実際に体験をしてみて、スタッフから説明も受けてみましょう。そうすれば、より自分に合った施設を見つけることが出来ます。

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プロフィール

 

 

病院にて作業療法士として勤務する傍ら、休日は関門地域を中心にバリアフリー観光情報の収集・発信を行っている森井広毅(もりい ひろき)と申します。ご高齢の方や障がいをお持ちの方が外に出るきっかけになる情報を。訪れる人が増えることで、関門地域の活性化にも貢献できたらと考えています。

 

・平成30年度やまぐちユニバーサルデザイン大賞優秀賞受賞

・毎日新聞「ひと人」取材

・古都の浦同窓会講演

 

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