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壇ノ浦の戦い「平家の一杯水」

目次

壇ノ浦の戦いに敗れた平家武将の悲しき物語

壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平家の武将達は、ある者は捉えられ、または海に沈んだ者もありました。そのうちの一人の武将が全身に傷を受けながらもやっとのことで岸にたどり着きました。疲労と全身の傷で喉がカラカラになった武将は辺りを見回すと、僅かな水溜まりをみつけたので、痛む身体を引きずって水溜まりに近づき、水を一杯すくって喉を潤しました。武将は水の余りの美味しさにもう一杯すくって飲むと、今度は塩水に変わってしまっていました。

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関門海峡沿いの地域には、壇ノ浦の戦いにまつわる史跡、特に「平家」にまつわるものが点在しています。「平家の一杯水」もひっそりと小さな社が建つだけですが、それだけに「平家の悲しい物語」を想ってしまいます。

波際に建つお社

国道9号線を下関中市街から長府方面に向かいます。関門橋の下をくぐって車で5分程で到着します。国道より数段下がった波際にお社が建っているので、見落としやすくなっています。「海峡レストランしずか」の大きな看板の横になりますので、目印にしたら良いかと思います。

アプローチ

ハンディをお持ちの方はお社まで降りることは困難と思われます。特に階段下段は潮の浸食により大きくえぐられ、岩がむき出しとなっていますので危険を伴います。国道の歩道よりお社を眺めることは可能となっていますので、無理をせずに国道からの見学もご検討下さい。

国道より階段を利用して海辺に降りる必要があります。

階段幅:120cm  蹴上:18cm  段差:20段  手摺り:なし

国道よりお社を眺める。

階段下部は足元の状態が非常に悪くなっています。大きな石が潮をかぶり非常に滑りやすくなっています。

満潮時には完全に海に囲まれてしまいます。
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「平家の一杯水」周囲の状況

鳥居の足元も潮によって浸食が進んでいます。

石が混じる小さな砂浜が数十メートル続いています。満潮や暴風時は潮をかぶる恐れがあります。

お社越しに見える関門海峡は壇ノ浦の戦いの古戦場跡となります。

駐車場

近隣に駐車場はありません。隣に「海峡レストランしずか」の駐車場がありますが、くれぐれも無断駐車はお止め下さい。ただし、こちらでお食事をしたうえで、お店の方に一声かけての見学であれば可能ではないでしょうか。

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プロフィール

プロフィール


下関バリアフリー観光情報の収集・発信を行っている森井広毅(もりい ひろき)と申します。

医療介護施設にて作業療法士として勤務する傍ら、休日は下関を中心とした関門地域で活動。

高齢者や障害者の方が外に出るきっかけになる情報を発信することで、活き活きと暮らす人が増えること。

下関に多くの方が訪れることで、関門地域の活性化にも貢献していきたい。

2004年作業療法士免許取得。回復期病棟や医療療養病棟など医療分野に加えて、訪問リハビリなど介護保険分野も経験。

新病院のリハビリテーション部門立ち上げや通所リハビリ施設の責任者などを担当。

作業療法士→リハビリ専門家、国内旅行業務取扱管理者→旅の専門家、介護支援専門員→介護保険の専門家、住環境福祉コーディネーター→福祉用具の専門家として、「人が活きる」ことを目標として活動中。

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