関門海峡花火大会「地元住民が教える穴場スポット5選」
目次
関門海峡花火大会の概要
毎年、8月13日に山口県下関市と福岡県北九州市門司区の両岸から、合計15000発もの花火が打ち上がる西日本有数の花火大会となっています。
山口・福岡地域での大きな花火大会の締めを飾るものであり、地元住民にとっては、お盆で里帰りした知人や家族と出掛ける、夏の終わりを惜しむイベントでもあります。
関門海峡花火大会の観客数は両岸合わせて115万人となり、1日の人出としては全国の花火大会で第2位の観客動員数を誇っています。
観客数が多いということは、それだけ素晴らしい花火大会であると同時に、激しい混雑や交通渋滞もまた覚悟する必要があります。
各サイトで紹介されている鑑賞スポットは、素晴らしい花火が見えることは間違いないのですが、定番中の定番スポットであり多くの観客が押し寄せて来ます。よって、今回はちょっとだけ中心スポットを離れて、少しだけゆっくりと花火を見ることが出来るスポットを5か所ご紹介します。
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壇ノ浦パーキングエリア
壇ノ浦パーキングエリアそのものは有名なスポットであります。しかも、お昼前後には車でのパーキングエリアの入場制限がかかるため、良い場所を確保するためには、暑い中で午前中から場所取りをする必要があります。また、花火大会開始前後は関門橋や周辺の料金所なども大変な渋滞が発生します。
しかし、壇ノ浦パーキングエリアは外部から徒歩で入場することができる珍しいサービスエリアでもあるのです。夕方まで唐戸周辺の観光を楽しんで、涼しくなった夕方から移動を開始して花火鑑賞なんて贅沢なコースも可能となります。
詳細は「壇ノ浦パーキングエリアに徒歩で行ける!」をご参照下さい。
壇ノ浦パーキングエリアからの眺め
特に門司方面の花火が良く見えます。
一般道用の駐車場
十数台は駐車可能ですが、当日は早々に埋まってしまう可能性もあります。
芝生広場
あまり知られていませんが、パーキングエリアの駐車場奥に芝生スペースがありベンチなどが設置されています。右手の木々が邪魔をして、下関側の花火は見えづらいですが、門司側の花火は良く見えます。シートを敷いてビールを飲みながら、のんびりと鑑賞なんてことも可能です。
関連施設
- トイレ⇒パーキングエリア施設の利用可能(レストラン棟は改修工事中)
- 飲食物⇒パーキングアリア内の売店や自動販売機が利用可能(レストラン棟は改修工事中)
アクセス
火の山ロープウェイ壇ノ浦駅
「火の山頂上」からの花火鑑賞は花火を夜景と共に見下ろす素晴らしい鑑賞スポットですが、実は下の「火の山ロープウエイ壇ノ浦駅」も頂上には及ばずとも、良い鑑賞スポットとなります。
景色に関しては「火の山頂上」に劣るものの、「火の山ロープウエイ壇ノ浦駅」はアクセスが良く気軽に利用できるところが優れています。
火の山ロープウエイ壇ノ浦駅からの眺め
若干、木々が邪魔をしますが、門司側を中心とした花火が関門橋越しに見ることができます。また、周辺の歩道沿いにも複数個所に鑑賞スポットがあります。
駐車場
数十台は駐車可能と思われますが、夜間は閉鎖される可能性もあるため、事前に確認をして下さい。
トイレ
身障者用トイレを含め設備は整っています。
飲食物
売店はありませんが、自動販売機が駅1階に設置してあります。
交通機関
サンデン交通のバス停がありますが、夜間は便がない可能性もあります。事前に確認をして下さい。
アクセス
火の山トルコチューリップ園
火の山ロープウェイ壇ノ浦駅に隣接する公園となります。斜面に造られているため、公園上部の広場からは関門海峡や関門橋を望みながら花火大会を満喫できます。眺望が特に良いためパンフレット載せる写真などもここから撮られています。
斜面の公園のため、階段が多く路面状況も良くありません。また、夜間は照明設備も不十分となる可能性があるため、十分に注意して利用して下さい。
火の山トルコチューリップ園からの眺め
眺望は抜群です。関門橋越しに門司側の花火を見ることができます。
見取り図
展望広場はAとBの2か所あります。
展望広場
草に覆われており、夜間は照明も少ないと思われます。利用の際は十分に注意して下さい。
展望広場までのアプローチ
展望広場までは、石階段や未舗装の道が続いています(火の山ロープウェイ壇ノ浦駅から徒歩5~10分)。夜間の利用となるため、足腰に不安がある方は利用は控えた方が良いかと思われます。
関連施設
トイレ、売店等の設備はありません。隣接する「火の山ロープウェイ壇ノ浦駅」の施設をご利用下さい。
アクセス
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みもすそ川公園
関門橋直下にある公園であり、門司方面への人道入口でもあります。最近の遊歩道改修工事によりスペースが大幅に拡張されていますので、多くの方が利用可能となっています。
詳細は「関門橋周辺」を参照して下さい。
みもすそ川公園からの眺め
公園内(写真手前)では関門橋越しに門司側の花火、遊歩道(写真奥)では門司側に加えて下関側の花火も見ることが出来ます。
遊歩道
写真手前から写真奥(関門橋の向こう側まで)まで遊歩道が続きます。非常に広いスペースもあり、どの位置からも花火が良く見えます。
駐車場
隣接する関門トンネル人道の駐車場がありますが、台数に限りが有ります。関門海峡花火大会当日の利用は難しいでしょう。
トイレ
関門トンネル人道の身障者用トイレを含めて、設備が完備されています。
飲食物
売店はありませんが、関門トンネル人道の入口に自動販売機が設置されています。
アクセス
大和町(マックスバリュー裏手)
下関駅から彦島方面に向かうと、マックスバリュー東大和店があります。店舗の裏手は埠頭の船溜まりとなっており、普段は地元の方の釣りスポットとして利用されている場所です。
関門海峡花火大会の会場からは少し離れますが、車の中から花火を見ることが出来る貴重なスポットとなります。
大和町からの眺め
会場からは少し離れますが、下関側と門司側両方の花火を見ることができます。
駐車スペース
写真右手の車は岸壁に着けて釣りをしています。関門海峡花火大会当日も同様に車の横付けが可能かと思われます。
トイレ
埠頭脇に公衆トイレが設置されています。ただし、設備が古く利用し辛いため隣接するマックスバリューにて買い物と合わせて利用することをお勧めします。
飲食物
マックスバリュー東大和店が隣接しています。ただし、入口は反対側に回り込む必要があります。
アクセス
さいごに
今回ご紹介したスポットも、混雑がない訳ではありません。当日は時間に余裕をもって、体調管理を万全にお出かけ下さい。